7月21日
幼稚園から帰ってきた坊主にかまってもらえず寂しさのあまり引越しの残りの片付けを始めた。
ふすまやガラス戸計8枚の移動。
その他衣装ケース、作業机(かなり重い)などなどがっつりと移動。
そんなこんなしているうちに旦那帰宅。
7時半から夕飯。
食べている最中におなかが痛くなる。
うっ!となるくらい。
もしかして?ぃゃ、ちがうだろ・・・などと思いつつ時間の計測。
・・・不規則。
10分だったり20分だったり。
痛みもそんなにひどくない。
旦那「時間が測りにくいから寝てろ」
と言われるものの、このまま出したいあたしは歩きまわる。
どうせ産むときはこんなもんじゃすまないからなw
前駆陣痛ならもうおなかの張りも痛みもなくなるだろう頃。
まだまだ痛みに余裕はあるものの5〜7分間隔。
22時過ぎ、坊主はとっくに眠ったもののそうっと実家へ連れて行っておいてもらう。
『経産婦さんなので15分間隔になったら来てください』の言葉を思い出すがどうにもこうにも病院へ行く踏ん切りがつかないw
でも、まぁ一応病院へ電話してみるかってことで電話。
あたし「10分間隔くらいなんですけど病院行った方がいいですよねぇ?」
これが22時30分。
家の中の片付けして荷物持って急ぐ。
車の中では呑気に
あたし「こういう時ってさー『うー。生まれるぅ〜』とかってイメージだけど呑気だよねーw」
などと会話。
で、病院到着。
と。
ここで。
面白い事が。
これまで憎らしいくらいどーーーーーんと構えていた様子の旦那。
家の前に下駄を片方置いて来ていたw
実は平静ではなかったのか?w
病院の玄関を入ってあたしはスリッパに履き替え(持ってきていた)旦那はあたしの靴を履いた。
病室へ案内され、パンツから何から着替える。
もう慣れたものw
ここで一度旦那とはお別れ。
つっても旦那は病室で仮眠。
あたしは分娩室でモニターをつける。
そして日付が変わる・・・。
7月22日
すでに5分間隔。
なのにそんなに痛くない。
ふぅーーーと息を吐けば余裕でクリアって感じ。
順調に進む。
2分間隔。
まだ余裕。
子宮口はまだ7センチ。
時間は2時。
そろそろ分娩室のお隣に旦那が呼ばれる。
それでもまだ寝てていいそうだ。
3時過ぎ。
子宮口は8センチ。
そろそろ痛い・・・。
陣痛が来てる間、息を吐くだけにしようと思っても「うーーーー」と声が出る。
痛みが遠のいてくると息だけになるんだけど。
隣の部屋との扉が10センチ程開くのを確認。
旦那が覗いているようだw
陣痛の合間に話が出来るほどの余裕はまだある。
時計を見ながら『とにかく4時になったら旦那を呼んでもらおう。奴隷のようにこき使おう。』と思うことだけに集中する。
そして4時過ぎ。
まだなんとかなってる状態。
旦那を呼んでもらおうかどうしようか考える、そんな余裕もなくなってきた。
もうとにかく『次に分娩するときは絶対に無痛分娩にする!』と訳のわかんないことをずーっと考えてたw
と、緊張感のかけらもなく「ぷぅ」っとおならがw
おなかの中で赤ん坊が動き回ってるから腸を刺激したんだと思う。
『う。ヤベ』と思ったものの助産婦さんは知らんぷりしてくれてる。
んじゃ、あたしも何事も無かったようにしておこう・・・。
4時半過ぎ。
助産婦さんの内診。
子宮口は9センチ。
助「まだ全開じゃないからいきまないでね」
陣痛と陣痛の間隔もかなり狭くなってる。
膝を立てて寝ていたんだけど陣痛が来てる間、その膝が生まれたての子鹿ちゃんのようにプルプルと震えてる。
内診の刺激でなのかパンツを元に戻された瞬間。
『あ、来た』と思った。
そして絶叫。
あたし「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理」
あたし「出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る」
体に勝手に力が入る。
勝手知ったる・・・出産w
いきみ方の指導とかそんなのどうでもいい。
勝手に体が産みやすい体勢を取って息して力入れてぐーーーーっと。
まだまだ何も用意してないのに頭が出た。
ぐるっと回転しながら出てくる感触もわかったようなわかんないような。
で、バシャっと破水。
と、同時に放尿w
たぶん出た。
ぴゅーーーっと出た感じしたもの。
助産婦さんががしっと赤ちゃんの頭をおさえる(ごめんなさい・・・)。
助産婦「今から分娩の用意するから我慢してねー(あたしに言ってる)。(もう一人の看護婦さんに)先生呼んで!破水した!」
あたし「ふぅ〜〜〜〜〜〜〜(一応我慢しようとしている)。あ゛ーーーーーーーー」
なんとか一回だけいきみを逃した。
でもすぐ次が襲ってくる。
看護婦さんがあたしの股間を押さえるのを交代しつつ上着を着たのは目の端で確認。
あとはもう自然の流れ。
パンツを脱ぐ余裕も無く。
あたし「お願いお願いお願いお願いお願いお願い。産ませてぇ〜〜産ませてぇ〜〜産ませてぇ〜〜。あーーーーーーーーーーー」
助産婦「声出さないでぇ〜、息吐いてぇ〜、ふぅーーー」
『出来るかぼけっ』と思いつつ自分の好きなように声を出して目を開けていきむ。
4時52分。
つるんっ!と。
本当につるんっ!って感じで産まれました。
生まれちゃえば妙に冷静。
看護婦さんが「出ちゃった!」と言っただとか。
台の足元がまだ全然用意できてなかったとか。
旦那が少しだけ扉を開けて覗いたら看護婦さんに
看護婦「まだです!待ってて下さい」
と、すでに生まれちゃってるのに言われてただとか。
胎盤が出るときはいきんじゃだめだから痛みがきても息を吐きながらいきみを逃そうだとか。
ギャーって赤ん坊が泣いただとか。
そんなこんな全て余裕w
股間部分が外れる産褥ショーツだったからよかったけど普通のパンツなら生まれた瞬間に頭にパンツかぶってたなw
ぃゃ、実際にかぶってたかw
やっと先生登場。
先生「自然陣痛でやっと生まれたねぇ」
って、第一声がそれかいっ!
そういや先生も間に合ってないから会陰切開なんぞしとらん。
裂けてたらどうしようとちょっと怖くなる。
と、旦那また扉を開けて覗いてる。
看護婦「あー。ちょっと待ってくださいね」
と言われるものの
あたし「いーです、いーです、大丈夫です。」
と、訳のわかんないことを言って分娩室に入れてもらう。
旦那「おつかれさまです」
独特のイントネーションで。
ってあんたの第一声はそれかい。
仕事中の電話じゃないんだからさーw
へその緒を結ぶ位置でなんだか先生不機嫌に看護婦さんを怒ってる。
間に合わなかったから?w
へその緒切ったあとは慎重にへその緒を引っ張ってもらって胎盤を産む。
軽い陣痛とともにずるっと。
中を点検してもらったら裂けてもないし綺麗なもんだそうだ。
よかったよかった。
もう帰るという旦那にせめて6時までいてくれと頼む。
仕事なのに付き合ってくれてありがと。
見れなかったのは残念だけど隣にいてくれたのは心強かったですよ。
お互いにお互いへの感謝のチュウをして旦那は帰って行った。
おしっこがしたくなったのでその旨を看護婦さんに言うと
看護士「まだ動いちゃだめだから導尿になるけどいい?」
いい?って聞かれてもw
我慢できるくらいなら我慢してるつーの。
あ、尿を感じるのはとてもいい事なんですってよ。
一時麻痺しちゃって感じなくなる人もいるんだそうな。
今回も生まれたときは紫ちゃん。
ギャーギャー泣いて赤ちゃんになってた。
でも可愛いよ。
幼稚園から帰ってきた坊主にかまってもらえず寂しさのあまり引越しの残りの片付けを始めた。
ふすまやガラス戸計8枚の移動。
その他衣装ケース、作業机(かなり重い)などなどがっつりと移動。
そんなこんなしているうちに旦那帰宅。
7時半から夕飯。
食べている最中におなかが痛くなる。
うっ!となるくらい。
もしかして?ぃゃ、ちがうだろ・・・などと思いつつ時間の計測。
・・・不規則。
10分だったり20分だったり。
痛みもそんなにひどくない。
旦那「時間が測りにくいから寝てろ」
と言われるものの、このまま出したいあたしは歩きまわる。
どうせ産むときはこんなもんじゃすまないからなw
前駆陣痛ならもうおなかの張りも痛みもなくなるだろう頃。
まだまだ痛みに余裕はあるものの5〜7分間隔。
22時過ぎ、坊主はとっくに眠ったもののそうっと実家へ連れて行っておいてもらう。
『経産婦さんなので15分間隔になったら来てください』の言葉を思い出すがどうにもこうにも病院へ行く踏ん切りがつかないw
でも、まぁ一応病院へ電話してみるかってことで電話。
あたし「10分間隔くらいなんですけど病院行った方がいいですよねぇ?」
これが22時30分。
家の中の片付けして荷物持って急ぐ。
車の中では呑気に
あたし「こういう時ってさー『うー。生まれるぅ〜』とかってイメージだけど呑気だよねーw」
などと会話。
で、病院到着。
と。
ここで。
面白い事が。
これまで憎らしいくらいどーーーーーんと構えていた様子の旦那。
家の前に下駄を片方置いて来ていたw
実は平静ではなかったのか?w
病院の玄関を入ってあたしはスリッパに履き替え(持ってきていた)旦那はあたしの靴を履いた。
病室へ案内され、パンツから何から着替える。
もう慣れたものw
ここで一度旦那とはお別れ。
つっても旦那は病室で仮眠。
あたしは分娩室でモニターをつける。
そして日付が変わる・・・。
7月22日
すでに5分間隔。
なのにそんなに痛くない。
ふぅーーーと息を吐けば余裕でクリアって感じ。
順調に進む。
2分間隔。
まだ余裕。
子宮口はまだ7センチ。
時間は2時。
そろそろ分娩室のお隣に旦那が呼ばれる。
それでもまだ寝てていいそうだ。
3時過ぎ。
子宮口は8センチ。
そろそろ痛い・・・。
陣痛が来てる間、息を吐くだけにしようと思っても「うーーーー」と声が出る。
痛みが遠のいてくると息だけになるんだけど。
隣の部屋との扉が10センチ程開くのを確認。
旦那が覗いているようだw
陣痛の合間に話が出来るほどの余裕はまだある。
時計を見ながら『とにかく4時になったら旦那を呼んでもらおう。奴隷のようにこき使おう。』と思うことだけに集中する。
そして4時過ぎ。
まだなんとかなってる状態。
旦那を呼んでもらおうかどうしようか考える、そんな余裕もなくなってきた。
もうとにかく『次に分娩するときは絶対に無痛分娩にする!』と訳のわかんないことをずーっと考えてたw
と、緊張感のかけらもなく「ぷぅ」っとおならがw
おなかの中で赤ん坊が動き回ってるから腸を刺激したんだと思う。
『う。ヤベ』と思ったものの助産婦さんは知らんぷりしてくれてる。
んじゃ、あたしも何事も無かったようにしておこう・・・。
4時半過ぎ。
助産婦さんの内診。
子宮口は9センチ。
助「まだ全開じゃないからいきまないでね」
陣痛と陣痛の間隔もかなり狭くなってる。
膝を立てて寝ていたんだけど陣痛が来てる間、その膝が生まれたての子鹿ちゃんのようにプルプルと震えてる。
内診の刺激でなのかパンツを元に戻された瞬間。
『あ、来た』と思った。
そして絶叫。
あたし「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理」
あたし「出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る出る」
体に勝手に力が入る。
勝手知ったる・・・出産w
いきみ方の指導とかそんなのどうでもいい。
勝手に体が産みやすい体勢を取って息して力入れてぐーーーーっと。
まだまだ何も用意してないのに頭が出た。
ぐるっと回転しながら出てくる感触もわかったようなわかんないような。
で、バシャっと破水。
と、同時に放尿w
たぶん出た。
ぴゅーーーっと出た感じしたもの。
助産婦さんががしっと赤ちゃんの頭をおさえる(ごめんなさい・・・)。
助産婦「今から分娩の用意するから我慢してねー(あたしに言ってる)。(もう一人の看護婦さんに)先生呼んで!破水した!」
あたし「ふぅ〜〜〜〜〜〜〜(一応我慢しようとしている)。あ゛ーーーーーーーー」
なんとか一回だけいきみを逃した。
でもすぐ次が襲ってくる。
看護婦さんがあたしの股間を押さえるのを交代しつつ上着を着たのは目の端で確認。
あとはもう自然の流れ。
パンツを脱ぐ余裕も無く。
あたし「お願いお願いお願いお願いお願いお願い。産ませてぇ〜〜産ませてぇ〜〜産ませてぇ〜〜。あーーーーーーーーーーー」
助産婦「声出さないでぇ〜、息吐いてぇ〜、ふぅーーー」
『出来るかぼけっ』と思いつつ自分の好きなように声を出して目を開けていきむ。
4時52分。
つるんっ!と。
本当につるんっ!って感じで産まれました。
生まれちゃえば妙に冷静。
看護婦さんが「出ちゃった!」と言っただとか。
台の足元がまだ全然用意できてなかったとか。
旦那が少しだけ扉を開けて覗いたら看護婦さんに
看護婦「まだです!待ってて下さい」
と、すでに生まれちゃってるのに言われてただとか。
胎盤が出るときはいきんじゃだめだから痛みがきても息を吐きながらいきみを逃そうだとか。
ギャーって赤ん坊が泣いただとか。
そんなこんな全て余裕w
股間部分が外れる産褥ショーツだったからよかったけど普通のパンツなら生まれた瞬間に頭にパンツかぶってたなw
ぃゃ、実際にかぶってたかw
やっと先生登場。
先生「自然陣痛でやっと生まれたねぇ」
って、第一声がそれかいっ!
そういや先生も間に合ってないから会陰切開なんぞしとらん。
裂けてたらどうしようとちょっと怖くなる。
と、旦那また扉を開けて覗いてる。
看護婦「あー。ちょっと待ってくださいね」
と言われるものの
あたし「いーです、いーです、大丈夫です。」
と、訳のわかんないことを言って分娩室に入れてもらう。
旦那「おつかれさまです」
独特のイントネーションで。
ってあんたの第一声はそれかい。
仕事中の電話じゃないんだからさーw
へその緒を結ぶ位置でなんだか先生不機嫌に看護婦さんを怒ってる。
間に合わなかったから?w
へその緒切ったあとは慎重にへその緒を引っ張ってもらって胎盤を産む。
軽い陣痛とともにずるっと。
中を点検してもらったら裂けてもないし綺麗なもんだそうだ。
よかったよかった。
もう帰るという旦那にせめて6時までいてくれと頼む。
仕事なのに付き合ってくれてありがと。
見れなかったのは残念だけど隣にいてくれたのは心強かったですよ。
お互いにお互いへの感謝のチュウをして旦那は帰って行った。
おしっこがしたくなったのでその旨を看護婦さんに言うと
看護士「まだ動いちゃだめだから導尿になるけどいい?」
いい?って聞かれてもw
我慢できるくらいなら我慢してるつーの。
あ、尿を感じるのはとてもいい事なんですってよ。
一時麻痺しちゃって感じなくなる人もいるんだそうな。
今回も生まれたときは紫ちゃん。
ギャーギャー泣いて赤ちゃんになってた。
でも可愛いよ。
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